午後になると集中が続かない。
在宅ワークを始めた頃から、14〜16時あたりに必ず失速する時間帯があった。眠いわけでも疲れているわけでもないのに、頭が動かない感じ。気力でカバーしようとしても、そもそも生産性が落ちている状態で頑張っても限界がある。
原因は自分じゃなくて、部屋の環境だった。
変えたこと①:モニター周りを明るくする
最初に気づいたのは「画面だけが明るくて、周りが暗い」という状態の問題だ。
暗い部屋でモニターだけ見ていると、目が疲れやすい。明るさのコントラストが大きいほど目への負担が増える。そして目が疲れると、集中力が落ちる前に「疲れた感覚」が先に来る。
対策はシンプルで、モニターの後ろや周辺に間接照明を置いた。モニター背面にテープライトを貼って、画面と背景の明るさの差を小さくする。
変えてすぐに気づいたのは「目が疲れるのが遅くなった」こと。以前は昼過ぎに目がしょぼしょぼしていたのが、夕方まで持つようになった。集中が続く時間が伸びたのは、目の疲れが減ったことが一番大きい気がしている。
モニターの輝度も少し下げた。明るければいいわけではなくて、周囲の明るさとのバランスが大事だということがわかった。
変えたこと②:CO2濃度を管理する
これが一番効いた変化だった。
CO2濃度が高くなると、眠気・頭の重さ・集中力の低下が起きる。換気をするとそれが改善される——というのは知識として知っていたが、実際に管理してみてはじめて「こんなに上がるのか」と実感した。
窓を閉めて作業していると、1〜2時間で室内のCO2濃度が1,000ppmを超えることがある。人が集中力を保てる目安は800ppm以下とされていて、それを超えると眠気や頭のもやが出やすくなる。
CO2モニターを置いてみると、濃度の上がり方が数字でわかる。「なんとなくだるい」が「CO2が1,200ppmまで上がっていた」という事実に変わると、対処が簡単になる。数字が上がったら窓を少し開けるか、換気扇を回す。それだけだ。
管理してわかったこと
| 状態 | CO2濃度の目安 | 体感 |
|---|---|---|
| 換気直後 | 400〜600ppm | 頭が軽い・スムーズに動く |
| 1〜2時間後(窓閉め) | 800〜1,000ppm | 少しだるい・集中がやや落ちる |
| 換気なし放置 | 1,200ppm〜 | 眠い・頭が重い・やる気が出ない |
自分が「集中できない」と感じていた午後の時間帯は、だいたいCO2が高くなっているタイミングと一致していた。意志力の問題ではなく、空気の問題だった。
集中できる部屋は「整える」より「管理する」
照明とCO2、どちらも共通しているのは「放っておくと悪化する」ということだ。
部屋の環境は意識しないと自然に崩れていく。照明は暗くなり、空気は悪くなる。それに気づかないまま「今日は集中できない日だ」と思っていた。
モニター周りを明るく保つこと、CO2濃度を定期的に確認して換気すること。どちらも難しいことではない。でもこの2つを意識するだけで、在宅ワークの質がはっきり変わった。
環境を整えることは、自分を整えることだと思っている。


